犬のライフジャケット 安全な水遊びには必須!

今年の夏は暑くなりそうだ。
涼を求めて愛犬と川や湖、海へ出かける予定の方も多いのではないだろうか。
犬好きにとって、水辺で楽しそうにはしゃぐ犬を見るのはとても嬉しい。

ところで、快適に遊ぶための準備の中に、ライフジャケットは入っているだろうか?
人間用はもちろんのこと、犬用のライフジャケットのことである。

アメリカでは、年間 5000匹もの犬が溺れる被害にあっている。
今回はライフジャケット着用の重要性について見ていきたい。

ライフジャケットを着用させない理由

必要がないと考えてしまう理由

ライフジャケット着用の重要性を考える前に、着用させない、必要がないと考えてしまう理由から見ていきたい。

筆者が思うに、以下のような理由が挙げられる

うちの犬は泳ぎが得意だから大丈夫
いつも泳いでいるから大丈夫
うちの犬はしつけができていて、呼べばいつでも戻って来るから大丈夫
リーシュをつけているから大丈夫
そばにいるから大丈夫
少しだけだから大丈夫

しかし、本当にそうだろうか?

水辺で起こること

泳いでいるうちに、どこかにぶつかって負傷。泳げなくなってしまった。
いつもなら呼べば戻って来るのに、海に入ったら、いくら呼んでも戻ってこない。
リーシュが手から離れた。手繰りよせようにもリーシュ自体が水の中に沈んでしまった。
そばにいたのに、あっという間に遠くの方へ流されてしまった。
急に波が来て、さらわれてしまった。

これらは実際に起きることである。

以前、アメリカのポップシンガーの愛犬が、自宅プールで溺死しているのが発見されるという悲しい事故があった。犬の名前はエルビス。

エルビスは普段からそのプールで泳いでおり、普通に泳ぐことができる犬だったという。

飼い主は、エルビスをプール付きの庭に放したまま出掛けた。

1時間後、帰宅するとプールに浮かぶ愛犬の遺体を発見したそうだ。

その時の様子を見ていた人はいない。だから何が原因なのかはわからない。

滑って落ちて、どこかに頭をぶつけ、気を失ったのかもしれない。
泳ぎに入って、泳いだ後、水から上がろうとしたけれど上がれず、疲れてそのまま息絶えたのかもしれない。

正直、このような事態を防ぐための対策はいくらでもあったようには思うが、いつも大丈夫だから今回も大丈夫だろうと思ってしまうのが人間ではないだろうか。

いつも水辺でうまく遊んでいるから大丈夫。そう思ってしまったのではないだろうか。

やはり、泳ぎが得意だから とか いつも泳いでいるから大丈夫という考えは通用しない。
プールのような流れのない場所でさえ、危険なのだから、川や湖、海ではさらに危険が増すことは容易に想像ができる。

水難事故 原因

水辺で起こる事故の原因は様々。

地形によるもの
水の特性によるもの
天候によるもの
突発的なもの
体調によるもの
…等々

地形

目に見える場所以外にも、陸・岸からは見えない底の地形も重要。
石や岩、突起物があったり、急に深くなっていたりする。
底の形状は、水の流れにも大きく影響する。

川や湖の場合 淡水のため、海よりもさらに体が沈みやすい。
また海には離岸流逆潜流、川には循環流といった独特な流れがあり、簡単には抜け出せない恐ろしい現象もある。

天候

天候によって、同じ場所でも全く違った環境になる。

普段は穏やかな流れでも、天候が違えば急な流れになったり、増水したことによって水の流れが変わったりもする。

湖も天候が荒れれば、まるで海のように波立つ時もある。

突発的なもの

突発的に水に中に飛び込んでしまうケースもある。
例えばボートに乗っている場合。揺られて足元がふらつけば、怖くなって水の中に飛び込んでしまうこともある。また、ボールを追いかけて飛び込んでいってしまう場合だってある。

体調によるもの

これは人間の場合ではあるが、このサイトによると、ボートで事故に遭い溺死したケースでは、殆どの犠牲者は泳ぐ方法を体得していた。

しかし怪我や、意識の喪失、また疲労低体温によって命を落としてしまうことが多いとのことだった。

これらは犬に対しても、そのまま当てはまることである。

泳ぎ方を知っていても、泳げる状況になければ自分自身では、なんともできない。

参考・参照文献

pet place より Risk of Pet Drowning in the Rise !

vet STREET より Does My Dog Need to Wear a Life Jacket?

METRO より Pink’s dog drowns in pool

まとめ

今回 わかったことは、水辺にはたくさんの危険が潜む。

その危険は場所や状況によって様々。

だから 愛犬と楽しく遊ぶために

・事前にその場所の情報を収集する

・現地の注意看板などに目を配る

ライフジャケットを着用する & 愛犬にも着用させる

現在、犬用のライフジャケットには様々な形のものがある。

次回はライフジャケット選びを考えていきたい。

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