犬とSUP 〜犬と一緒に楽しむウォーターアクティビティ〜

8月下旬、今年の夏も残すところ あとわずか。

夏の遊びは 十分に満喫されただろうか?

ところで、近ごろ人気のSUP はもう体験されただろうか?

SUPは犬とも一緒に楽しめるウォーターアクティビティとして、注目されているのだ。

( BBC News より Dog owners take their pets paddle boarding at Bradford-on-Avon )

SUPとは

SUPは Stand Up Paddle board の頭文字。

サップ もしくは そのまま、エス・ユー・ピーなどと呼ばれる。

ボードはサーフボードよりも幅が広くて、長い。

ボードの上に立ち、パドルを使って、漕いで進む。パドルは片側にのみブレードが付いているもの(シングルパドル)を使用する。

ボードの種類

大きく分けると種類。

空気を入れて膨らませる インフレータブルボード(以下、インフレ)。

カーボンやグラスファイバーなどで作られている ハードボード(以下、ハード)。

インフレは、空気を抜いて畳めば、背負えるほどの大きさになる。持ち運びに便利。公共交通機関を使って目的地まで行って、遊ぶこともできる。

ハードは、もちろん膨らませる必要がない。インフレよりも疾走感がある。

インフレ、ハードともにボードの長さと幅の広さに種類がある。

長いものは直進性があり、短いものは小回りが利く。

幅の狭いものは不安定だが抵抗が少ない分、漕げれば速い。広いものは安定している。

SUPの楽しみ方

・クルージング

ゆったりと景色を楽しみながらのパドリング

・タンデム

子供や犬と一緒に乗って水上散歩を楽しむ

・レース

スタートからゴールまでの速さを競う。

他にも、リバーSUPやSUPフィッシングなどがある。

SUPは簡単?

「気軽に始められる」「運動経験がなくても大丈夫」と謳っている広告が多い。

本当のところはどうなのか?

筆者は1年を通して毎週、海にSUPを漕ぎに行く。筆者個人の意見だが、両方とも本当である。

しかし、簡単ではない!!

SUPを始めるにあたっての注意点

気軽に始められる。

しかしそれは、簡単であるということではない。危険の心配がないというわけでもない。

ボードをコントロールすること、安全に漕ぐことは難しい。

知識と練習は必須である。

犬を乗せるとなれば、さらに難しくなる。

日本スタンドアップパドルボード協会HP内にある、「SUPを安全に楽しむための心得」をSUPを始める前に一読することをお勧めしたい。
SUPを安全に楽しむために

水辺(海、湖、川)の特性・危険性や、天候による環境の変化、もしもの時のための準備など、安全に楽しむためには知っておかなければならないことがたくさんある。

だから筆者は、初めてSUPに挑戦する方には、お店のSUPスクールに入ることをお勧めする。

もしくは知り合いにSUPの熟練者がいるのならば、付き添ってもらう。

初心者だけで始めるのはかなり危険である。

参照・参考文献

SUPA HPより SUPを安全に楽しむために

犬とSUPを楽しむ際の注意点

犬をボードに乗せる際に心得ておきたいのは、

・犬はボードの上でじっとしているわけではない。

前へ後ろへ、右へ左へ動き回る。重心があちこち動くのだ。

そんな中でバランスを取るのは、至難の技である。

・パドルは凶器

筆者は持ち替えをミスして、自分の足にパドルのブレードを当ててしまったことが何度かあるが、悶絶するほど痛かった。

パドルを片側から反対側へ持ち替える際に、犬にパドルが当たってしまわないように注意する必要がある。

また多くの犬は、ボードから顔を出して水面を覗き込む。気をつけていないと、硬いパドルが犬に当たってしまう。

・犬用のライフジャケットも必須

人間用はもちろん、犬用のライフジャケットも必ず着用させた方がいい。

人間はボードと自分の体をリーシュで繋いでいる。しかし犬は繋いでいない。

ボードから落下した際、人間はリーシュを手繰り寄せればボードにたどり着く。しかし犬はカラダひとつで、水中に放り出されるわけである。犬ならば泳げるから平気だと思いがちだが、泳ぎが苦手な犬だっている。得意な犬だって疲れれば泳げなくなる。

また、ボードから水中に落ちた場合、犬自らボードの上に戻ってくるのはほぼ不可能である。その際、引き上げねばならない。体が沈んだ犬をボードの上に引き上げるのは非常に困難である。ライフジャケットを着用していれば、犬自身も楽であるし、浮力がある分、引き上げるのも楽である。

お洒落な広告などで、ライフジャケットを着用していない写真や映像をよく見かける。しかし、あれは、あくまで宣伝のためだ。

ライフジャケット着用は人間も、犬も必須である。

犬のライフジャケット選び

犬とのSUPってこんな感じ

色々と注意点ばかりを挙げ連ねてしまったが、SUPという通常の生活では味わえない感覚を愛犬と一緒に楽しめるのは非常に素晴らしい。

こういったアクティビティを通して、飼い主と愛犬の絆がより深まると言われている。

( BBC News より The dogs paddle boarding with their owners )

SUPの体験ができるお店ってどんなところ?

SUP専門のお店もあれば、ウィンドサーフィンショップやサーフィンショップがSUPを教えてくれる場合もある。

「SUP」「スクール」「体験」などで検索すればたくさん出てくる。

ここで注意したいことは、犬と一緒にSUPができるかどうかは各お店によって違う点。

犬と一緒にできるか、またその場合、犬用のライフジャケットの用意はあるかなどを、事前に確認する必要がある。

まとめ

愛犬と一緒に楽しめるウォーターアクティビティ SUP

気軽に始められるけれど、安全に楽しむには知識と練習は不可欠

SUPを安全に楽しむためのガイドを読んで予習

SUP体験スクールに入るなど、SUPを熟知した人と一緒に始める

お店を探す際は

犬と一緒にSUPができるか

犬用のライフジャケットの用意はあるか

を事前に確認する

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