イギリスから興味深い研究が発表された。
今回は犬の分離不安症について。
先に簡単に言ってしまうと・・・
分離不安症は、あくまで症状であって、それらを治すためには単純に「自立させる・お留守番ができるようにする」と言うことではない。
なぜその症状が出るのか?色んな理由が考えられるから、その理由に合わせてアプローチしていく必要がある!
ということだった。
ではまず・・・
犬の分離不安症とは?
飼い主と離れて過ごす不安、ストレスから犬が問題行動を起こすこと。
問題行動の例
・吠える
・トイレではないところで排尿・排便をする
・家具を壊す
など
今までの捉え方・治し方
飼い主への依存度を軽くし、自立へと導く
今回の研究での捉え方
「ウチの子は分離不安症」は「うちの子は腹痛」と同じこと。
腹痛の場合、今どんな症状で、何が原因で腹痛なのかをまず考える。
変なものを食べてしまったからなのか
体が冷えたからなのか
ウイルス性のものなのか・・・など
それによって対処方法は全く異なる。
だから、分離不安症の場合も
どんな症状で
何が原因で
その状態が起きているかを考える必要がある。
また、そもそもの犬の気質・性格、飼い主の性格、犬との関わり方も考慮する必要がある。
ただこの詳細については、研究チームがまだ研究中とのことだった。
参考文献
・Science Daily
New research unpicks root causes of separation anxiety in dogs
まとめ
いわゆる分離不安症状が出る場合、離れても大丈夫なように訓練するのではなく、その症状が出る理由はどこにあるのだろうかを考えて、対策を練ってみる。
この研究が進むことによって、分離不安症に苦しむワンちゃんと飼い主さんに新たな希望がみえるはず(^ ^)!