11月に入り、日増しに寒くなってきた。
ここで、心が温まる動画をひとつ。
my dog has ear medicine she needs and the other one also thinks he needs it too.. nobody has the heart to tell him it’s pretend.. pic.twitter.com/Vshe7dhl3b
— chloe copley (@chloecopley_05) September 12, 2018
お分かりいただけただろうか?
内容は
『彼女には耳の薬が必要、そしてもう一人の彼は自分も必要だと思ってる…
誰も「本当は必要ないんだよ。フリしてるだけだよ。」と伝えるつもりはないけどね…』
こちらの動画、クロエさんがツイッターに投稿し、少し前に話題になったもの。
2匹のラブラドールレトリバー。最初の子は、何らかの症状で耳に薬が必要。
お父さんが点耳して、薬がよく馴染むようにマッサージ。
その横には順番を待つ 彼。
自分の番になり、お父さんの前に座る。でも実は、彼には薬は必要ない。
それでも お父さんは薬の蓋をしてから、「シュポ シュポ シュポ」と言いながら点耳するフリをして、耳をマッサージしてあげる。
嬉しそうな犬の顔!なんとも心が温まる動画である。
というわけで、今回は犬の耳の話。
犬の耳 特徴
犬の聴覚は、嗅覚に次いで鋭く優れている。
五感うち、嗅覚に40%、聴覚に30% 頼っていると言われるほど、重要な役割を果たしている。
音がどこから発生しているのかを区別する能力は、人間では16方向なのに対し、犬はその倍の32方向。
また、聞き取ることのできる周波数は、人間:15〜2万ヘルツ、犬:16〜5万ヘルツ。
(※この数値には諸説あり、犬は65〜5万ヘルツで、低い音は聞こえないと言われることもある)
犬の耳 構造
犬の外耳道は人間と違い、はじめ下降し、その先 鼓膜に向けて水平に進む。
筆者の絵が下手なので 分かりづらくて申し訳ない。
犬の耳 病気
・外耳炎
外耳道が細菌感染などによって炎症を起こした状態。
(同様に、中耳の炎症:中耳炎、内耳の炎症:内耳炎)
・耳疥癬
耳の中でダニが繁殖した状態。
・耳血腫
耳介に血液や分泌液が溜まった状態。
など
犬の耳に異変があるサイン
・耳が臭う
・耳の穴が汚れている
・よく掻く
・よく頭を振る
・頭(耳)を床に擦り付けている
・頭が傾いている
など
これらのサインがある場合は、放って置かずに獣医さんへ!
参照・参考文献
・LIFE WITH DOGS より
SWEETEST THING YOU’LL SEE TODAY : FAMILY FAKES EAR MEDS FOR JEALOUS DOG
まとめ
・聴覚は嗅覚に次いで重要な役割を担っている器官
・犬の外耳道の方向は人間と違う
・耳の病気
外耳炎、耳疥癬、耳血腫 等々
・異常を知らせるサインがあれば、放置せずに獣医師にかかる
犬にとって重要な役割を担う耳、快適に過ごせるように早く気づいて 対処してあげたい。