犬とコミュニケーション 犬は人間の「怒りの顔」を認識している

「なに怒ってんの?」
「え?いやいや怒ってないよ。(比較的 笑ってる方だったんだけど…)」

想像していた以上に自分がイカツイ顔をしてるということを思い知った17の春。
それからは口角を上げるように努力したっけ。

犬好きなら誰でも、犬が「怒る」とどんな顔をするか思い浮かべられるはず。
実は犬も同じく、人間の怒った顔をきちんと認識しているって知っていましたか?

動物行動研究者らの新たな発見

イギリスとブラジルの研究者らが犬が人間の『怒りの表情』を理解・認識しているということを発見した。実験結果によると、人間の「怒りの顔」に応答するかたちで犬が「舌なめずり」をするという。

「声」ではなく「顔」。つまり「聴覚」ではなく「視覚」。

従来、犬は視覚に関しては人と比べると劣っていると言われてきた。だから情報収集の際には他の器官、つまり聴覚や嗅覚からの情報を頼りに判断、行動していると考えられてきた。

しかし、今回の結果から犬は視覚情報のみでも人間の「怒り」を認識していることが明らかとなった。そして、その「怒り」に対して「舌なめずり」をしてコミュニケーションを図っているのだという。

舌なめずり の意味

犬の舌なめずりには、相手をなだめる、または自分自身を落ち着かせるなどの意味があるという。人間でいうところの「まぁ まぁ (落ち着いて)ねぇ」などという声かけに近いのではないだろうか?

「自分自身を落ち着かせるため」というのも納得がいく。なぜなら、誰かの「怒り」は脅威であり、ストレスだからだ。

人間の「怒り」に対し「まぁ まぁ」となだめ、怒りを受け止めてしまった自分自身を落ち着かせる。感服である。

まとめ

実験などなくても殆どの犬好きは、犬が人間とコミュニケーションを取ろうとしていることくらいわかっている。そして意思疎通ができたと感じる瞬間はたくさんある。けれどもこうして実験によって証明されていくと、やはりどこか嬉しいものである。

とはいえ、自分の怒った(イカツイ顔)が愛犬にとってストレスになってしまうといけないので、今まで以上に口角を上げていこう。笑う角には福来る。

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